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.シルクを三ヶ月後に再度重量をはかったところ増えていました。なぜ?

 絹などあらゆる繊維には公定水分率というものがあります。絹の場合は11%です。
他の天然繊維と比べても特別な数字ではないのですが、前にもご説明した通り、絹には親水基が多く湿気を吸収、放散することがめまぐるしいので、重量が変わりやすいのです。一般的には3%程度の増減までは許容される範囲といえましょう。

.絹紡糸で製品を作ったのですが、独特の変なにおいがします。これは何が原因ですか?また、においを取る方法はありますか?

 絹紡糸や特絹糸、紬糸などをナマ(R/W)のまま製品に編織しますと整理や編みのセット段階で蒸気や熱が加わり、元からあったにおいが強調されることがよくあります。これらの糸種は生糸と違って副蚕原料から作られています。(キビソ、ビス、真綿、挽手、オブロング、ノイル等)これらは温水で膨潤化され、引き伸ばし、乾燥されてから紡績されます。これらの工程でセリシンは半分以上飛びますが、それでも糸重の5%〜10%程は残留しています。また、それらの工程で原料が一時湿潤状態に置かれるために、ミクロレベルで絹原料の変質(発酵、腐乱など)が起こりやすいのです。それらの変質した物質や老廃物も残留しています。
 常温・乾燥状態で微小なにおいに留まっていたものが、蒸気や熱で再び表に出てきてにおいを発するというわけです。製品になってからでは、製品染めでの精練か、効果は長続きしませんが香料などでのマスキング以外には方法はありません。問題点の多いこれらの方法よりも、 製編・製織・染色などの前に必ず精練を行なって、残留セリシンと不要なにおいのもと物質を取り除くことがベターです。そうすることで、物性安定化の効果も期待できます。

.糸種別一覧に載っていない品をさがしているのですが...

 糸種別一覧表に掲載してあるのがすべてではありません。たとえば原料などは現物主義で(昔は拝見ノークレームといい、一度見て後でクレームをつけるのはご法度とされた)品番化ブランド化できにくいので、あえて外してあります。意匠糸、スラブ糸、特紡糸などはお客さまのご要望の規格に合わせて調製いたします。最も多い依頼は、製品やテキスタイルをお持込になり「使用されてる構成糸と同じ物を」という依頼です。
 また、毎年様々な分野で新しい糸が上市され、それらのお問い合わせも判る範囲でできるだけお応えしています。お気軽にご相談下さいませ。

Q.なにか変わった珍しい糸はありませんか?

 実はこの手の質問が非常に多いので弱っています (^^; 非常に漠然としていて却って困ります。用途やねらいを限定して下さい。いかに珍しいものを作っても、コンセプトやターゲットの絞り込みができないと続きません。例えば、「エコ素材的なシリーズに組み込みたい」とか「高感度のミセス向け」とか「とにかく光沢重視」とか[扱いがイージー」等なにかヒントになるものが一つでもあればまだとっかかれますが...。
  


.シルクは染色すると目方がガクッと落ちると聞きますが、正確な減少巾を教えて!

 正確には染色時に減るのではなく、精練することによってセリシンや油分老廃物などが落ちるので、精練時の減少ということで「練減り(ねりべり)」と呼ばれています。糸種別の練減率はおよそ下記の通り。

[100kgの糸が80kgになると練減率20%]

生糸撚糸 24%〜30%  (撚糸油分の量にも左右される)
柞蚕撚糸   15%〜20% (撚糸油分の量にも左右される)
絹紡糸 5%〜10% (産地銘柄によりばらつき)
真綿系糸  3%〜7%
特絹糸 5%〜20% (毛羽比率が多いと練減率大)
ロービング 5%〜15% (毛羽比率が多いと練減率大)
紬糸 5%〜10% (産地銘柄によりばらつき)
柞紡糸  5%〜10% (精練方式によりばらつき)

なお、詳しくは過去の実績値が残ってるものもありますので、逐一お尋ね下さいませ。

Q.ミシン糸や縫い糸は扱っておられませんか?

現在当方でできるのは、ミシン糸や縫い糸用の生糸撚糸(JIS規格)を探してそのままお渡しすることや、ご指示通りに精練染色し、ボビン揚げで、提供することは可能かと思いますが、色糸を即納体制でとは参りません。その場合は 専門のメーカーさんがおられます。(お尋ねください)


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